
シンガポールの生活費の目安はどれくらい?家賃や食費などをご紹介
「シンガポールでの生活費は1か月いくらかかるのか?」「どのような生活水準?」と悩んでいませんか。
シンガポールでの就労を検討している方にとって、家賃の相場や食費、光熱費などの情報は重要です。
本記事は、シンガポールの生活費の目安を解説します。現地採用された日本人の生活費モデルも紹介し、シンガポールで暮らすための生活費の参考にしてみてください。
※本記事の日本円換算は、2025年12月の為替レートを参考に、1シンガポールドル=120円で計算しています。為替レートは変動するため、都度ご確認ください。
目次
シンガポールでの平均的な生活費
まずは、シンガポールの平均的な生活費を紹介します。
主な項目は、以下の8つです。
- 家賃
- 食費
- 光熱費(電気代など)
- 交通費
- インターネット・通信費
- 医療費
- 教育費
- 交際費・娯楽費
※以降の生活費は、単身者1人分ではなく、1世帯あたりの平均値です。
家賃
シンガポールの家賃(1 bedroom / 2 bedrooms)の目安は、都心部であれば約2,500〜6,500シンガポールドル(約30万〜78万円)です。
一方、郊外の場合は約2,000〜5,000シンガポールドル(約24万〜60万円)となっています。
シンガポールで暮らす場合、住居の選択肢は主にコンドミニアム(プールやジム付きの民間集合住宅)とHDB(公団住宅)の2種類に分けられます。
とくに単身赴任や駐在員、家族連れはコンドミニアムを選ぶケースが多いでしょう。
また、現地採用の単身者や留学生は、家賃を抑えられるHDBやコンドミニアムのルームシェア(ひとり暮らし用の部屋を借りる)を選ぶのが一般的です。
食費
1か月あたりのシンガポールの食費の目安は、約400〜800シンガポールドル(約4万8,000円〜9万6,000円)です。
平日のランチや夕食をホーカーズ(ホーカーセンター/屋台村)で済ませることで、食費を安く抑えられます。
一方、日系レストランやカフェ、洋食レストランでの外食は、日本と比較して割高になります。
光熱費(電気代など)
電気や水道、ガスなどの、シンガポールの光熱費は、約150〜300シンガポールドル(約1.8万円〜3.6万円)が一般的です。
光熱費のなかでも、多くの割合を占めるのが電気代です。シンガポールは年間を通じて高温多湿であるため、エアコンの利用は欠かせません。
就寝時にエアコンをつけっぱなしにすると、電気代は日本で暮らす感覚以上に高額になる傾向にあります。
交通費
シンガポールでの交通費の目安は公共交通機関を使用すれば、1か月あたり約100シンガポールドル(約1万2,000円)です。
ライドシェアを利用する場合は、行き先の距離にもよりますが、1回あたり15〜40シンガポールドル(約1,800円〜4,800円)が目安です。
ライドシェアやタクシーは便利である一方、料金は割高になる傾向といえます。
とくに朝夕のピーク時、雨天時、深夜には「サージ」と呼ばれる動的価格(割増料金)が適用されます。そのため、通常料金より高くなる点に注意しましょう。
インターネット・通信費
シンガポールのインターネット・通信費の目安は、1か月で約270シンガポールドル(約3.2万円)です。
シンガポールは、東南アジア諸国のなかでもインターネット環境が整っている国です。
現地プロバイダーを利用する場合は、料金を比較的安く抑えられます。
コンドミニアムによっては、無料のWi-Fiを提供している物件もあるため、必要に応じて活用するのがおすすめです。
医療費
シンガポールの医療費は、公立・私立、医師の専門性で大きく変動します。
1回の診察料は、一般医(GP)で約50〜80シンガポールドル(約6,000円〜9,600円)、私立専門医で150〜200シンガポールドル(約1万8,000円〜2万4,000円)が目安です。
シンガポールの医療水準は世界トップクラスですが、費用は高額になりやすい傾向といえます。
外国人は、公的医療制度の補助がなく、保険未加入だと医療費が全額自己負担になる場合があります。会社で従業員向けの団体医療保険に加入している場合は、保険のカバー範囲も入社時に確認しておきましょう。
日本語に対応しているクリニックは、さらに高額になる傾向があるため注意しましょう。
教育費
シンガポールでの教育費の目安は、たとえばシンガポールの日本人小学校であれば、1か月あたり約620シンガポールドル(約7.5万円)です。
インターナショナルスクールなどを利用する場合は、年間約2万〜5万シンガポールドル(約240万〜600万円)になることもあります。授業料のほか施設利用料やバス代なども必要になります。
シンガポールでは、インターナショナルスクールの学費が世界的に見ても高額です。
交際費・娯楽費
シンガポールにおける1か月あたりの交際費・娯楽費の目安は、約335シンガポールドル(約4万円)です。
交際費・娯楽費は、個人のライフスタイル次第で大きく変わります。
とくに外食や飲酒は、日本と比較して割高になる傾向があります。シンガポールでは酒税が高く設定されているため、お酒が好きな方は気を付けましょう。
ほかにも、月額制のジムに通う場合は約80〜250シンガポールドル(約9,600〜3万円)、映画は約12〜20シンガポールドル(約1,440〜2,400円)が目安です。
シンガポールで現地採用された日本人の給与と生活費例
シンガポールの生活費の目安がわかったところで、実際のモデルケースをチェックしていきましょう。
- ここでは、シンガポールで現地採用された日本人(S パス保持者)の給与と生活費の例をご紹介します。
給与
シンガポールで現地採用された日本人の給与は、職種によっても異なります。
職種別の参考給与は、下記のとおりです。
今回のモデルケースでは、月収3,500シンガポールドル(約42万円)のカスタマーサービスで働いている方を想定して、生活費の例をまとめます。
生活費例
ここでは、月収3,500シンガポールドル(約42万円)の場合の生活費のモデルケースを解説します。
項目ごとの金額は、下記の通りです。
上記のケースでは、月収に対して家賃が約3割となっています。
シンガポールで生活費を賢く節約するコツ
シンガポールにおける生活費のモデルケースを見てきましたが、さらに節約したいと感じた方もいるでしょう。
- ここでは、シンガポールで生活費を賢く節約するコツを3つ解説します。ローカルスーパーや生鮮市場で食料を調達する
- 電車やバスで移動する
- 医療保険に加入し医療費をカバーする
ローカルスーパーや生鮮市場で食料を調達する
シンガポールで食費を節約するポイントとして、ローカルスーパーや生鮮市場で食料を調達するのがおすすめです。
日系スーパーや高級スーパーは、日本の調味料や食材、欧米からの輸入品が豊富ですが、その分価格も高い傾向にあります。
普段から、ローカルスーパーやウェットマーケット(生鮮市場)などを利用するのがおすすめです。
これにより、近隣諸国から輸入された野菜や果物、ローカル向けの食材が安価に手に入ります。
電車やバスで移動する
シンガポールでは、MRT(電車)やバスなどの公共交通機関を活用することで、交通費を節約できます。
通勤や通学で毎日利用する場合でも、月々の交通費は約100〜120シンガポールドル(約1.2万円〜1.4万円)です。
日常の移動は電車やバスを基本としつつ、タクシーは深夜や雨天時のみなどとルールを決めておくとよいでしょう。
医療保険に加入し医療費をカバーする
シンガポールの医療水準は世界トップクラスである一方、高額になる傾向にあります。また、外国人はシンガポール国民向けの医療制度の補助を受けられません。
そのため、自身で医療保険に加入し、医療費を安く抑えることが大切です。
まずは、会社が付帯する医療保険のカバー範囲(入院や外来、歯科、家族の適用範囲)などを確認しましょう。
たとえば、入院をカバーする民間の医療保険に自己負担で加入することで、医療費をカバーできます。
シンガポール生活に関するよくある質問
シンガポールで生活するうえでの節約術を見てきましたが、ほかにもさまざまな疑問が浮かぶかもしれません。
ここでは、シンガポールの生活に関するよくある質問をまとめました。
- 生活費は1か月でどれくらいかかる?
- シンガポールに単身で暮らす生活費はどれくらい?
- シンガポールに家族で暮らす生活費はどれくらい?
- シンガポールの平均月収はいくら?
生活費は1か月でどれくらいかかる?
1か月あたりのシンガポールの生活費の目安は、本記事のモデルケースを参考にすると、約1,870シンガポールドル(約22万4,400円)です。
ひとり暮らしや家族で移住する場合など、生活費はライフスタイルによっても変わってきます。
子どもがいる場合は、教育費も考慮する必要があるでしょう。ご自身の状況に合わせて、1か月の生活費の目安を計算してください。
シンガポールに単身で暮らす生活費はどれくらい?
シンガポールに単身で暮らす場合、1か月の生活費の目安は約2,000ドル〜3,500シンガポールドル(約24万円〜42万円)です。
ライフスタイルや居住エリアによっても、変わってきます。何にお金を使うかは個人差があるため、あくまでも一例として参考にしてください。
シンガポールに家族で暮らす生活費はどれくらい?
シンガポールに家族4人で生活する場合を想定すると、生活費の目安は約6,000〜1万2,000シンガポールドル(約72万〜144万円)です。
上記の金額では、3ベッドルームまたはファミリー向け住宅を想定しています。
加えて、インターナショナルスクールに通わせたり、都心部に居住したりすると、さらにコストがかかる場合があります。
居住エリアや住居タイプ、子どもが通う学校の種類によって、生活費は大きく変わるため、あらかじめ家族で暮らす際にどのくらいの生活費になるかを計算しておくと安心です。
シンガポールの平均月収はいくら?
シンガポール政府機関のウェブサイトによると、2024年時点のフルタイム就業者の名目賃金の中央値は5,500シンガポールドル(約66万円)です。
とくに技術者のような専門的な技術を求められる職種や、管理職などの立場のある人は、月収が高い傾向にあります。
参考:A Singapore Government Agency Website「Statistical Table: Income」
まとめ
シンガポールの1か月の生活費の目安は、単身者の場合で約1,870シンガポールドル(約22万4,400円)です。ライフスタイルや家族構成によっても変わってきます。
ホーカーズ(ホーカーセンター/屋台村)で現地食を楽しんだり、電車やバスを賢く活用したりすることで、節約できるでしょう。
ご自身の立場で現実的な予算計画を立てることが、シンガポールで暮らすための第一歩です。
家賃や食事、光熱費など、シンガポールで生活するうえで生活費の目安を知ることは重要です。シンガポールで就労する日本人の生活費を参考に、1か月の生活費の目安を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。