
タイ(現地情報)
タイは、東南アジアで最も多く日本人が働く国です。日系企業進出の歴史が古く、自動車業界、各種製造業、関連の商社、物流、IT等幅広い求人案件があります。一方、在留日本人や就職希望の日本人も多いので、未経験職種へのハードルはやや高めです。日系企業においては、日本人を中心とする日本語コミュニティへの関わりと、タイ人や他東南アジアへアプローチするための英語力が重要で、コミュニケーション力・ヒューマンスキルも重視されます。
語学力
数字やタクシー乗車時の指示等、基礎的なタイ語は生活上必須です。業務上でも、タイ語ができるとタイ人とのコミュニケーションや交流が非常にスムーズになります。ゼロから勉強をスタートして会話スキルを習得される方もいらっしゃいます。ただし、片言のタイ語会話ができても、それだけで就職が大きく有利になることはありません
社内のタイ人とコミュニケーションが取れるレベルの英語力は、ほとんどのポジションで必須となっています。社内公用語が英語の企業が一般的です。 国内営業職、事務職についてはTOEIC600以上、海外営業職はTOEIC700以上が目安となっております。
求められる人物像
自律的に仕事に取り組める方、チャレンジ精神のある方、突発的なトラブルや変更に柔軟に対応できる方などが向いています。 特に営業職の場合は、日本人コミュニティでのお酒やゴルフの付合いも多くなることがあるので、心身のストレス耐性があり、社交性が高い方はうまく適応できるでしょう。
日本語のミーティングで内容を正確に理解できるレベルのヒアリング力があると、高い評価を得やすくなります。日本語の読み書きもできると、さらに有利です。 日本人の感覚(時間に正確、ホウレンソウを求める等)を理解した上で、他のタイ人スタッフに日本人の感覚をうまく伝える役割が期待されます。
給与
(現地通貨:THB=タイバーツ)
*為替レート: みずほ銀行外国為替公示相場
ボーナス
諸手当
社会保障
住宅
通勤
医療
日本人現地採用者生活費例
THB 50,000/月(手取りTHB45,000程度)の収入の場合
THB 50,000
THB 5,000
THB15,000
THB 6,000
THB 2,000
THB 1,000
THB 2,000
就労滞在に必要な手続き
タイで外国人が働くにはノンイミグラントBビザとワークパーミットの二つが必要です。
1. ノンイミグラントBビザ取得
渡航前に、日本のタイ大使館(領事館)でノンイミグラントBビザ:Non Immigrant/Business Visa、通称ノンBビザ)を取得します。
必要な書類
- パスポート(有効期限が6ヶ月以上、査証欄の余白部分が1ページ以上
- ビザ申請書
- 申請者カラー写真2枚 (サイズ 3.5×4.5cm)
- 航空券または予約確認書コピー 申請者名、便名、タイ入国日、出国日の記載必要
- 英文経歴書 (タイ大使館HPにフォーマットがあります。)
2. タイに入国後、ワークパーミットを取得
次にタイに入国後、労働局で労働許可証(Work Permit)を取得します。受入れ企業から提出する書類もあるので、企業担当者に確認しましょう。前職の在籍証明書は、あらかじめ退職前後に前職の人事に発行を相談しておくとスムーズです。また、最終学歴が日本の場合、渡航前に英文の卒業証明書を取り寄せておきましょう。
申請者が準備しておく書類
- パスポート
- 写真
- 在籍証明書(英文)
- 卒業証明書(英文)
- 英文経歴書 (タイ大使館HPにフォーマットがあります。)
ワークパーミットの有効期限は原則としてビザの有効期限に準じています。ビザを延長し、続いてワークパーミットも延長するという順序になります。90日のノンBビザで入国した場合入国⇒ワークパーミット取得⇒ビザ延長⇒ワークパーミット延長という流れになります。 ※就労ビザ等の情報は予告なく変更されることがありますので、最新の情報は関係機関にて必ずご確認下さい。
* 2021年1月時点